ドラゴンズアイ(かがんばなトンネルに沈む夕陽)

チャーリー

2009年10月17日 20:14




龍郷町の円集落にある「かがんばなトンネル」の中に
春分の日、秋分の日のころに10日前後夕陽が沈みます。
国内では珍しい自然風景です。

もともとは「鏡崎(かがみざき)」です。
海に突き出た地形を「崎」といいますが、
鹿児島では普通に「鼻」とも言います。
「かがみはな」が訛って「かがんばな」となりました。

このトンネルの形が龍の頭に似ていることから
この土地の人は「龍に目が入る」というそうです。
天に昇って行かなきゃいいですけどね。

予想地点が北側に1mほどずれていたために、
ど真ん中ではなく、太陽が右側にくっついてしまいました。
まあ、これはこれで、大海原をにらみつけているようで

かっこよくありませんか……(^^ゞ



たまたまトンネルを通したら夕陽が落ちたのでしょうか。

当然、生活のために通したトンネルなのでしょうけれども
もっと左側にトンネルを作ってもよかったはずです、
当然夕陽はトンネルに沈みません。
鏡崎の向こうにある岬がじゃまをするのです。
わかってて、思い切り右側まで迂回させた節があります。
それで、全長たった29mのトンネルになったのでしょう。
設計者の遊び心だったりしたら、国交省はかんかんですね。

まあ、なんとも、ロマンは尽きません。
「かがんばなに夕陽を落とした男たち」みたいな
ドキュメンタリーができそうです。



10月13日付で評判だった、撮影風景を……





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