2009年08月15日
マングローブの夜

闇夜のマングローブです。
住用のマングローブ原生林に、海岸際の道路から5mほど入ってみたらすぐに渚でした。
なかなか幻想的でしょう?
手前に、波紋を描いているのは、トビハゼです。
たぶん物音にびっくりしたのでしょう。
こんな所を写真に撮りに来る人なんて、普通いないですよね。
シオマネキやシャコなどの大切な生息域でもあります。

メヒルギの芽です。
オヒルギやメヒルギは、花についた実から長い根が伸びて、
ある程度伸びると果実から抜け落ちます。
胎生種子といいます。
木から落ちた種子は、海流に乗って漂流し、泥の表面に落ちつくと成長を始めます。
ちょうど潮の関係でしょうか、こうして一列に並んで育ち始めることになります。
奥の方に3本目がかすかに写っているのですが、わかりますか。
落ちてそのまま下の泥に突き刺さり、その場所で成長するものもあります。
夜のマングローブも幻想的で美しいなあと感動しました。
もちろん、海岸だからといって油断できません。
足下厳重注意です。
海岸に出る時、木の下をくぐるのですが、これまた注意なのですよ。
夜は、木に登るのです。

オヒルギのつぼみです。明日の朝ぐらいがきれいだと思います。
ちょっと残念……。
Posted by チャーリー at 21:40│Comments(0)
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