2010年02月17日
御殿浜(うどんはま)公園

御殿浜(うどんはま)公園を佐大熊の丘の上から見下ろしてみました。
佐大熊のミスタードーナッツの横の道を進んでいくと、
丘の上に登ることができます。
くねくねとした坂道とそこから見える港の風景が
かつて住んでいた、長崎の街を思い出させました。
規模は違いますが、同じ港町で
なにか共通する空気みたいなものがあるのでしょうね。
タグ :御殿浜公園
2010年02月13日
滝

写真は2月1日撮影です。
市(いち)集落から嘉徳(かとく)集落に抜ける林道を走っていると、
人一人が立てるぐらいの場所が開けていました。
車をバックさせて降りてみたところ、美しい海が洋々と広がっていましたが
足下にこんなに美しい滝がありました。
かなりの水量です。
瀑布という雰囲気です。
波が寄せています。
潮が満ちるとこの滝は、きっと海に直接落ちると思います。
何という滝でしょうね……(*^.^*)
2010年01月10日
今朝の名瀬港

ちょっと早起きして、名瀬港に行ってみました。
久し振りにいい天気のようです。

朝日が昇ってきました。
写っている船は
海上保安艇「いそなみ」です。

南海丸が入港してきました。
名瀬港では初めて見る船です。
朝の出勤時間帯に港に出ることはありませんので、これまで気づかなかったのでしょうね。
今日も、実は出勤でしたが、
「早起きは三文の徳」でした。
大熊(だいくま)のほうの港に接岸するようです。

港は、朝も夜も生きています。
2010年01月09日
夕暮れの名瀬港

夕暮れの名瀬港です。
奄美の冬は、どんよりと曇った日が多いそうです。
そんな日が続いています。
大熊(だいくま)のスーパーダイエーの屋上駐車場から撮りました。
ふりかえると
名瀬港に、マルエーフェリーの「フェリーあまみ」が停泊していました。

この建物は
名瀬港の一番奥、名瀬旧港に向かって建っています。

うっすらと見える文字から、マルエーフェリーの倉庫だろうと思われます。
かつて、旧港がフェリーの接岸場所だったころは
たくさんの物資が、船から降ろされては
奄美大島の各地に配送されていったのでしょう。
目の前の名瀬旧港が埋め立てられていますが、
ひょっとすると
再開発の一環として、取り壊されてしまう運命なのかもしれません。
2009年12月27日
流木の集会

秋名の港に行ってみたら、
防波堤のところで、流木たちが集会を行っていました。
なんの相談でしょうか。
フェリーありあけ善後策…
おがみ山バイパス…
JAL会社更生…
鹿児島新港再開発…
世界自然遺産…
流木の皆さんも
この年の瀬
何かと大変そうでした……(^.^)
2009年12月07日
おがみ山公園

おがみ山公園から見た、名瀬市街地です。
大島支庁の横から亜熱帯の植物に囲まれた散策コースが整備されており、
標高236mの山頂まで、約10分ほどで登ることができます。
健康志向のウォーキングに訪れるジャージ姿の方もいました。
今日の外気温19℃、気持ちよく散策を楽しむことができました。
「おがみ山」は、本来「拝み山」という字を当てるようで、
神の山として崇拝されてきました。
正面の紫色のビルの右側に少し緑地が見えますが、そこが「うどん浜公園」です。
「うどん浜」は「御殿浜」と書きます。
ネリヤカナヤからここに神がやってきて落ち着く御殿がある浜(という意味)です。
天から降りてくる神様と海の彼方からやってくる神様。
これは、秋名集落で行われる、ショチョガマと平瀬マンカイの関係に似ています。
奄美のシャーマニズムの基本形なのかもしれません。
ちなみに、昨夜楽しませてもらった飲屋街の代名詞の「屋仁川(やにがわ)」は
土地の人は「ヤンゴ」と言います。
「清めの泉」という意味だそうです。
このあたりの歴史は、奄美小学校のブログに詳しいので、ぜひご覧ください。
→ 「あまみこ物語~奄美の歴史と文化をたずねて~」奄美小学校


おがみ山公園から撮影した写真は、名瀬港を見下ろすものしか目にしませんが
あえて、反対側を紹介します。

正面に見える学校が、先ほど紹介した奄美小学校。
後ろに見える茶色の建物が、県立奄美図書館。
その右側は、県立奄美高等学校。
右上隅の白い建物は、県立大島病院です。
奄美小学校の国道沿いに「配田が丘公民館」という地区のがあります。
この「おがみ山」を「配田が丘」と呼んでいるわけですが、
これも「拝殿のある丘」という意味ですから、
やはり、地域の人々から神聖な丘としてあがめられていたことが分かります。
→ おがみ山公園
2009年11月02日
冬の到来を告げる「ミーニシ」

荒れています。
今日の予報は、
晴れのち曇り 最高気温22℃(前日比-6℃) 最低気温18℃(前日比-5℃)
降水確率 午後20% 北の風が強い 波の高さは4mのち5m
この予報の、午後1時、名瀬港の防波堤がこの状態でした。
この冬の到来を告げる強烈な北風を、奄美の言葉で「ミーニシ」といいます。
真夏の南風は「真南風(まはえ)」
東風は「アガリ、もしくは、アガリハジ」
西風は「イー、もしくは、イーハジ」
この東西は、太陽があがる方角が東、入る方角が西だから納得いきます。
南風は、日本の古語が「はえ」ですから、「へー、または、ヘーハジ」。
この北風が「ニシ」というのは、
いくつかの記事を読みましたが、納得いく説明には出会えません。
言葉は、難しいですね。

この灯台の名称は、今のところ分かりません。
海上保安庁の広報も、しっかり読んだつもりなんですけれど……。
名瀬港を利用したヨットマンの航海日誌の中に、
「名瀬港に入港しようとすると、海図にない長い一文字防波堤が
今までの防波堤の前面にできている。現時点の最新版港湾案内にも出ていない」
とありました。
灯台の周りを、ダースベーダーの家来たちが2人警備している……ように見えますよね。
チェーンを張るポールのようなものです。
決して人ではありません。

足下のヒメジョオンも、風に吹かれてたいへんです。
めちゃめちゃ揺れてたのに
シャッタースピード1/1000で撮ったら止まってますがな……(^^ゞ
向こうの立神の上に白く見えるのは、
昭和12年に完成した、名瀬港立神灯台です。
これは赤灯台とセットになって港の入口を示している灯台ではなくて
名瀬港を示している大きな灯台です。
こちらについてのレポートは、また後日。
12~3カット撮ったところで、何か変だぞと思ったら、
レンズがうっすらとしぶきの飛沫をかぶっていました。
ちょっとショック!!
2009年10月22日
マテリアの滝

マテリアの滝です。
付近には、キャンプ場があり
公園として整備されています。
食堂もありますが、来たたびに準備中です。
この山の中でテントに泊まるのは
勇気がいるなあ……(*^.^*)
さて、
その昔、宇検村と大和村を行き来するためには海岸線の道がなく、
山越えの道を使っていました。
この滝の周辺には「福元」という集落があり、
茶店や宿屋もありました。
うっそうとした森を登ってくると、
この滝壺の上だけが開けて光が差しており
旅人の心をいやしたと言います。
「マテリア」は、「マティダヌコモリ」
「マ ティダ・ヌ コモリ」「直接 陽が当たる 木陰」……かな?
直接陽が当たる滝壺かもしれない。
2009年10月20日
焼内湾を照らす夕陽(湯湾岳展望台より)

奄美群島最高峰の湯湾岳に行ってきました。
694.4mの高嶺から四方を見渡すと、心洗われる思いがします。
吹き抜ける冷たい風が心地よく、
ねぐらに帰る鳥たちの甲高い鳴き声が、
我が家のぬくもりを切なく感じさせます。
手前から漁船が湾の外へ向けて出て行くのでしょうか。
さあ、家に帰らなくてはいけません。
車で登ってきましたが、海岸線から分かれて山道に入ってから約14.5km
出会った車は1台だけでした。
その人達は、神奈川から来た博物館の方で、
「コスメスゲ」の調査をしていました。
おそらく、新種発見ということで来年の今頃は学会で発表できると思います
ということでした。
その株と、コスメスゲの株と、実の付き方や葉っぱの手触りなど
違いを詳しく教えてくださいました。
美しい花でも、香りのいい草でもないんです。
私にとっては、ただの草を、もう3年越しで奄美に来ては調査しているというのです。
ちょうど結実している姿を今日見ることができて、新種であることを確信したそうです。
人それぞれ燃えるものがあるのはいいことですけれど、
それにしても人間を行動に突き動かすエネルギーって凄いなあと思いました。
とりあえず、アスファルトの道をはずれないように気をつけて帰ります。
グリム童話のヘンゼルのように、
光る小石でも目印に置いてくれば良かったなあ……。


湯湾岳にまつわる「島建て伝説」は、また、次の機会に……。
2009年10月18日
ウンクル浜

知名瀬のウンクル浜に行ってきました。
大量のサンゴが堆積した浜です。
面積約三アール、容積約三百立方メートル。
周辺の港湾建設の影響で潮流が変わり、
サンゴ殻などが漂着したのではないかと考えられています。
2006年末から、この砂浜に堆積しはじめたようです。
サンゴの上に腹這って撮影しましたが、
ごつごつと当たるかんじが妙に気持ちいい。
潮風に当たりながら、しばらく惰眠をむさぼりました。
なんでウンクル浜なのだろうと思って、検索をかけていったら
長島珈琲焙煎店の掲示板に行き当たって、
しっかり、ロビさんが投稿済みでした。
自分にとっては、新しい発見なのですけどね……。
先を歩いている人は、
「そろそろこれに食いつくかな……」なんて思つているのかもしれません。
まあ、なが~い目で見守ってやってください。
2009年10月17日
ドラゴンズアイ(かがんばなトンネルに沈む夕陽)

龍郷町の円集落にある「かがんばなトンネル」の中に
春分の日、秋分の日のころに10日前後夕陽が沈みます。
国内では珍しい自然風景です。
もともとは「鏡崎(かがみざき)」です。
海に突き出た地形を「崎」といいますが、
鹿児島では普通に「鼻」とも言います。
「かがみはな」が訛って「かがんばな」となりました。
このトンネルの形が龍の頭に似ていることから
この土地の人は「龍に目が入る」というそうです。
天に昇って行かなきゃいいですけどね。
予想地点が北側に1mほどずれていたために、
ど真ん中ではなく、太陽が右側にくっついてしまいました。
まあ、これはこれで、大海原をにらみつけているようで
かっこよくありませんか……(^^ゞ
たまたまトンネルを通したら夕陽が落ちたのでしょうか。
当然、生活のために通したトンネルなのでしょうけれども
もっと左側にトンネルを作ってもよかったはずです、
当然夕陽はトンネルに沈みません。
鏡崎の向こうにある岬がじゃまをするのです。
わかってて、思い切り右側まで迂回させた節があります。
それで、全長たった29mのトンネルになったのでしょう。
設計者の遊び心だったりしたら、国交省はかんかんですね。
まあ、なんとも、ロマンは尽きません。
「かがんばなに夕陽を落とした男たち」みたいな
ドキュメンタリーができそうです。
10月13日付で評判だった、撮影風景を……

2009年09月30日
夜の名瀬港

帰り道、「大熊みはらし広場(展望台)」から、夜の名瀬港を撮りました。
暗い空なのに、写真に撮るといろいろな色が出ています。
不思議だなあ……。奥が深い。
気温が少し下がって、コーヒーがおいしくなってきました。
2009年09月29日
なんとなく秋の空

鳥が飛び立つ姿に雲が見えました。
なんとなく、秋を思わせる空です。
日中はよい天気ですが、
日没の頃になると、雲が厚く夕陽を隠す日が続いています。
う~ん、困るんだよな……(*^.^*)
2009年09月27日
円からの帰り道

龍郷町の円という集落にトンネルがあって
春分の日と秋分の日の前後、そのトンネルの中に
夕陽が沈むのです。
25日から通って、今日で3連敗でした。
雲が夕陽を隠してしまいます。
このままでは、更新がままならないので、
その帰り道の風景を撮りました。
わずかな距離で、雲の様子も変わるのですね……(^^ゞ
2009年09月15日
秋の気配

夜、リュウキュウコノハズクを探しながら走っていた道路は
いったいどこに続いているのだろうと思って、
明るいうちに走ってみました。
名瀬の少年自然の家付近からスタートして
金作原入口を過ぎ、名瀬トンネルを越えていきました。
自分としては、国直の海岸付近、
地図で言えば西側の海岸に降りる予定だったのですが、
降りきったところは東海岸の小湊漁港でした。
夕陽を右手に見ながら下ったんだけどなあ……
朝夕の気温差が出てきて、奄美も秋の気配です。
朝、通勤途中の奄美FMで
「奄美自然観察の森」の管理人、宇都宮さんが
今年は秋の到来が1ヵ月ほど早いようだと言っていました。
知人の声がラジオから流れてきて、ちょっとびっくりしました。
2009年09月14日
金作原

金作原原生林に行ってきました。
ネイチャーガイド付きの贅沢な散策でした。
この道は、ランドクルーザーみたいなジープ系の車でないと
入っていけないだろうなとあきらめていたのですが、
普通車で行けますよとのことで
半信半疑ながら案内してもらいました。
そしたら、全く反対側からの別ルートがあって
案外ラクにたどり着きました。
植生や動物、昆虫などたくさんの説明をいただいたのですが
帰ってきて写真を見ても
これ何だったっけ……(*^.^*)
金作原原生林の観光パンフに載っているヒカゲヘゴはこれですよ
というところでも写真を撮ったのですが……
まあ、アマチュアの2枚の写真で雰囲気だけお楽しみください。

2009年08月30日
白い月

帰り際に、白い月がぽっかりと浮かんでいました。
この月が、中秋の名月になるんですかね、まだはやいですか?
で、写真を撮っていると、
近くの藪から、ギィ ギィと、巣立ったばかりのリュウキュウコノハズクの声がするものですから
つい、どこにいるんだろうと探してしまいます。
ようやくみつけたものの、この始末。がんばりま~す (*^.^*)
でも、コノハズクが留まっていそうな藪の梢もなんとなく分かるようになった気がします。
この夜は、斜面の上に立って探していたんですが、立っている崖の下の方で
急に、ガサガサガサッと音がして、心底冷えました。
ライトを当てると、うり坊の縞模様が消えかかった、大人になりかけのイノシシでした。
光をきらって、そのままおしりを見せて消えていきました。
ふと見上げると、コノバズクさまも、もう飛び立った後でした。

2009年08月27日
大浜の夕暮れ

大浜の夕暮れです。
ちょっと仕事が遅くなって、さすがに日没していると
暗くなるのがはやいですね。
泳ぎをあきらめて、夕焼け撮影になりました。
恋人たちも何組かいて、シルエットがなかなかだったのですが、
モデルになってくださいとはさすがに言えませんでした。
振り仰ぐと、月が出ていました。

月のドアップ……(*^.^*)

2009年08月22日
仏像墓

龍郷町の西郷流摘跡がある集落の裏手のほうに入っていくと、
このお墓があります。
地元の観光ガイドマップには名前が出てきますが、
たぶん、誰も行っていないと思います。
夏休みの観光シーズンに
こんなに、草ぼうぼうですもの。
棒切れで、藪をたたきながら、少しずつ進みました。
1725年頃
笠利家十代ごろの由緒ある墓だということです。
墓石に刻んである文字から、眠っている人の名前も分かっています。
真ん中の社の形の墓は柳家永春大姉、右の仏像型の墓は天領常與居士。
でも、どうしてここに?
どうしてただの墓石ではなく、仏像や社の形をしているの?
一族の他の人たちのお墓は?
笠利家は今どうなっているの?
きっと、ここでなくてはならない、丁重に祭らなければならない
訳があったのですよね……コワイ……(*^.^*)
2009年07月21日
大浜の夕焼け

一日の仕事を終えて、
6時過ぎから、海岸に出かけます。
「泳ぐ」というよりは「水浴び」ですね。
波に体を任せていると、ストレスなんか飛んでいきます。
毎日、30分ぐらい海につかります。
ちょっとしたリゾート気分です。
7時ぐらいに、夕陽が西の海に沈んでいきますが
ふと振り返ったら、海岸にみんな集まって、水平線に沈んでいく夕陽を見ていました。
夕陽には、人を引きつける「何か」がありますね。
さて、
いよいよ明日は皆既日食の日になりました。
明日の天気予報は曇り。
それは困る……という感じです。