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Posted by チェスト at

2009年09月30日

夜の名瀬港



帰り道、「大熊みはらし広場(展望台)」から、夜の名瀬港を撮りました。
暗い空なのに、写真に撮るといろいろな色が出ています。

不思議だなあ……。奥が深い。

気温が少し下がって、コーヒーがおいしくなってきました。






  


Posted by チャーリー at 21:08Comments(2)奄美の美景

2009年09月29日

なんとなく秋の空



鳥が飛び立つ姿に雲が見えました。
なんとなく、秋を思わせる空です。

日中はよい天気ですが、
日没の頃になると、雲が厚く夕陽を隠す日が続いています。

う~ん、困るんだよな……(*^.^*)


  


Posted by チャーリー at 20:40Comments(0)奄美の美景

2009年09月28日

秋名のアラセツ行事

龍郷町 秋名集落に伝わるアラセツ行事の日でした。


まずは、夜明けとともに行われる「ショチョガマ」



夜明け前、秋名集落に入りました。ナザトの山の中腹に祭場が作られていました。



神々しい雰囲気です。
5時前から、祈りを捧げ日の出を待ちます。
見つめている先の、お嶽(テー)山に天から神が降臨するのだそうです。



太鼓と祭祀が歌われ、ゆすってこの棚を倒します。
「ヨラ、メラ、ヨラ、メラ」とかけ声をかけています。
手前に倒れれば翌年は、豊年満作だということです。
歌の内容は、古い方言のようでよく聞き取れないのですが、
「島の南北の神様ここに集まって豊年満作にしてください」
という内容のような……(*^.^*)

何回も何回もゆすられて、めでたく
豊作を示す方向に倒れました。

実りの重さに耐えられず、稲穂が畦に倒れる様子を表しているそうです。
歌の一節に、
「来年の稲は、畦枕」とあるそうです。
なんとわかりやすい解説でしょう。

倒れた後は、その屋根の上で八月踊りが踊られます。





午後は、アラセツ行事の第2ステージ、「平瀬マンカイ」です。




神平瀬にあがった、ノロの皆様です。



海の彼方の桃源郷ネリヤカナヤから、
神様を招き寄せて豊作を祈願するという神事のようです。

奥の、神平瀬にのったノロ(祝女=巫女)が神に祈りを捧げ、
手前のメラベ平瀬(女平瀬)に乗ったクジが、踊りを捧げます。





これまた、歌詞は聴き取れません。
「ヨベ」という歌詞が聞こえますが、文字通り「神を呼べ」かな?
ただ、ここだけ歌詞がわかるというのも変なので、
「ヨベ」は、方言で、違う意味なのかもしれません。
とりあえずは、ネリヤカナヤの神を呼んでいるということで……。


神事が終わると、海岸に降りて踊ります。
「スス玉踊り」と聞きました。
若い人も混じっています。将来のノロ様でしょうか。





1日がかりの「秋名のアラセツ行事」でした。
祭りの由来や、歌の内容を知れば、もっと祭りを楽しめるのに
と、思うことでした。
「奄美・秋名しょちょがまの儀礼構造」という本に詳しいそうです。


昼過ぎには海岸に出て場所取りをしたのですが、
どうも絶好のシャッターポイントだったらしく
報道関係者のど真ん中に座り込む格好になりました。
「ここ空けますから、どうぞ」と言ったら、
「せっかく早く来たのに座っててください」ということだったのですが
いざ始まって、記者さん達が窮屈そうに写真を撮るのを見て、
やっべ~と内心後悔しました。KY、KY……。



  


Posted by チャーリー at 22:43Comments(0)奄美の暮らし

2009年09月27日

円からの帰り道




龍郷町の円という集落にトンネルがあって
春分の日と秋分の日の前後、そのトンネルの中に
夕陽が沈むのです。

25日から通って、今日で3連敗でした。
雲が夕陽を隠してしまいます。
このままでは、更新がままならないので、
その帰り道の風景を撮りました。

わずかな距離で、雲の様子も変わるのですね……(^^ゞ
  


Posted by チャーリー at 21:38Comments(0)奄美の美景

2009年09月24日

鹿児島空港



所用あって、鹿児島に出ていました。
帰りの空港です。


今、JALは、6000人規模の人員削減ということで
ニュースを賑わしています。
鹿児島-岡山、鹿児島-広島の路線が廃止になるようです。
奄美にとって、JALは大切な交通手段なので
がんばってほしいです。

みんな、JALに乗ろう!
  


Posted by チャーリー at 20:02Comments(0)奄美の外で

2009年09月23日

大隅国史跡巡り




上野原縄文の森です。
資料展示などを見ることによって、南九州の縄文文化を知ることができます。
館内のあちこちにクイズがあって、好成績を残すと縄文の森名誉住民の証明書を
発行してくれます。
上級問題を選んだら、けっこうシビアな問題でした。





隼人塚です。
そばに、小さな展示館があって、館長さんが親切に説明してくださいました。
大隅国が、712年にできて、720年に住民であった隼人が反乱を起こします。
鎮圧のために、1400人あまりの隼人が処刑されてしまいました。
その後、都に不穏な出来事が続発し、隼人の祟りを鎮めるために
隼人塚が作られたのだそうです。

ちなみに、古事記の中では、海幸彦が隼人の祖、
つまり、天皇家と隼人は親戚関係ということになっています。





大隅国分寺跡です。
この、石造層塔は、1142年に国分寺の再興を願って建てられたということです。
薩摩国分寺のほうは公園として整備されており展示館もあるので、
ちょっと……でした (*^.^*)





最後に、大穴持神社です。
錦江湾の一番奥、国分市の国道10号線沿いにあり、
錦江湾に睨みをきかすように建っています。
今は、干拓されて新田が広がっていますが、昔はすぐ目の前まで海でした。

大穴は、火口のことで、火山を鎮めるために鎮座した神社です。
錦江湾は巨大な火口湖で、縄文の昔から噴火を繰り返し人々を苦しめてきました。
大己貴(オオナムチ)命が祭神ですが、この神はまたの名を大国主命といいます。

もともとは奥州津軽山にいた神様ですが774年に勅命を拝して目の前の
神造(いしつくり)島に遷座した。
その後島崩れのためこの地に遷ったと、案内板に書いてありました……???(-.-)

青森と鹿児島は、地図をひっくり返すと地形が似ているんですけれど、
火山繋がりがあるのでしょうか。
姶良カルデラの周辺に住んでいた縄文人が
大昔から拝み続けた神様だと思うんですけどねえ……。

大隅を楽しんだ一日でした。



  


Posted by チャーリー at 21:28Comments(0)奄美の外で

2009年09月22日

射楯兵主神社(いたてつわものぬしじんじゃ)




射楯兵主神社、またの名を、釜蓋神社といいます。

頴娃町にあります。
開聞町にある、枚聞神社(ひらききじんしゃ)にはよく行っていたのですが、
知人から、
「行ってみたら凄い力を感じた」
との情報が入ったので、さっそく出かけてみたのです。
名前から分かるように「武の神様」で、中村俊介も祈願に立ち寄ったようです。

海の上に突き出た、岩場に立っている神社で、後ろの木立のすぐ先が海です。
台風の時などはどうするのだろうと思いました。

少しかすんでいましたが、
社から左手に
きれいな開聞岳が見えました。








  


Posted by チャーリー at 21:05Comments(0)奄美の外で

2009年09月21日

彼岸花




秋分の日も近く、墓参に行ってきました。

「彼岸花の赤は苦渋の赤」だといいます。

昔の人は、飢饉の時の食料として田の畦に彼岸花を植えたそうです。
何も食べ物がない時に、根を掘って、砕いて晒して
団子にして食べたので、
農民のそんな血を吐くような苦しみが、
彼岸花の赤になったということなのでしょう。

突然出現した茎の先にたわわに咲く花を見ると
美しさとせつなさが交差します。


  


Posted by チャーリー at 21:28Comments(0)奄美の外で

2009年09月18日

マングースの罠




金作原原生林に仕掛けてあった
マングース捕獲用の罠です。

バネがついていますので、
この中に首をつっこむと
バチンとくるんでしょうけれども
どういう状態で捕まえられるのかは、……わかりません。

マングースの駆除については、
島内の専門家でもかなり激しい議論になっているようです。
共通するところは、
今のやり方ではもう限界だろうということのようです。

かなり少なくなっているようですが
だからといって放置すると
劇的な増え方をします。

根絶を目指すならば、
山に入る人と、その後方支援をする人とにわかれて
島民全員が10日ぐらい、マングース捕獲に取りかからないと
だめじゃないかなあ
と、環境保護の専門家が言っていました。

外来種の人為的持ち込みの害は
大きいですね。

そういえば
喜入のマングースは
どうなったんでしょう。




  


Posted by チャーリー at 23:53Comments(2)奄美の暮らし

2009年09月17日

ギンネム




道路沿いに、白いゴルフボールのような花があったので、写真に撮ってみました。

ギンネムまたの名をギンゴウガンというそうです。
熱帯アメリカ原産の常緑小高木、5mぐらいの高さになるようです。
分布が、小笠原、奄美大島以南となっています。
鹿児島で育った自分にとっては、
その花の様子がとても珍しく映るはずですね。

外来種がなぜ?
成長がきわめて早く繁殖力が強いため森林回復のため緑肥植物として導入された
……ということです。
奄美の森林回復?
う~ん……。

今日の情報は
片野田逸朗著「琉球弧 野山の花」からいただきました。
奄美交通、道の交通の観光ガイドさんたちの
バイブルになっているそうです。
それほど情報が役に立つ良い本ということですが、
ただ一つ欠点があって、製本がもろいらしい。

この手の本は、フィールドで使われるわけですから
ガイドさんたちの荒い使い方にも耐えられるぐらい
しっかりとした作りにしてくださいね、南方新社さん……(*^.^*)

下は、ギンネムの種子です。
なるほど、マメ科なんだ。




  


Posted by チャーリー at 20:20Comments(2)奄美を彩る草花

2009年09月16日

ツミ もしくは リュウキュウツミ





NPO法人奄美野鳥の会編「奄美の野鳥図鑑」を見ながら、
たぶん、この鳥は「ツミ」かなあと思っています。

図鑑によると、
ヒヨドリよりも少し大きい程度の小型のタカ。
成鳥雌は、下面は白地に褐色の細かい横斑が入る。
幼鳥の胸には横斑ではなく、縦斑が入る。
成鳥雌雄、幼鳥ともに目の回りに黄色のアイリングがある。
どうですか、特徴ぴったりですよね。

で、これが、絶滅危惧1B類(EN)なんだそうです。

日本では絶滅危惧種を、
絶滅の危機に瀕している「絶滅危惧1類」と、
絶滅の危険が増えている「絶滅危惧II類」に分けています。
さらに、絶滅危惧1類のうち、
ごく近い将来に絶滅の危険性が極めて高い種を「絶滅危惧IA類」、
IA類ほどではないが危険性が高い種を「絶滅危惧IB類」としているそうです。


仕事帰りに、気晴らしのつもりで通った山道で
ひょっとすると
とっても貴重な体験をしたのかもしれない。

ちなみに、下の写真はなんだか分かりますか。







車の前を横切った、イノシシの2頭目のお尻です。
里のすぐそばまで降りたところだったので、油断していました……(*^.^*)

  


Posted by チャーリー at 22:12Comments(0)奄美のすてきな隣人

2009年09月15日

秋の気配



夜、リュウキュウコノハズクを探しながら走っていた道路は
いったいどこに続いているのだろうと思って、
明るいうちに走ってみました。

名瀬の少年自然の家付近からスタートして
金作原入口を過ぎ、名瀬トンネルを越えていきました。

自分としては、国直の海岸付近、
地図で言えば西側の海岸に降りる予定だったのですが、
降りきったところは東海岸の小湊漁港でした。
夕陽を右手に見ながら下ったんだけどなあ……

朝夕の気温差が出てきて、奄美も秋の気配です。

朝、通勤途中の奄美FMで
「奄美自然観察の森」の管理人、宇都宮さんが
今年は秋の到来が1ヵ月ほど早いようだと言っていました。
知人の声がラジオから流れてきて、ちょっとびっくりしました。

  


Posted by チャーリー at 21:21Comments(0)奄美の美景

2009年09月14日

金作原




金作原原生林に行ってきました。
ネイチャーガイド付きの贅沢な散策でした。

この道は、ランドクルーザーみたいなジープ系の車でないと
入っていけないだろうなとあきらめていたのですが、
普通車で行けますよとのことで
半信半疑ながら案内してもらいました。
そしたら、全く反対側からの別ルートがあって
案外ラクにたどり着きました。

植生や動物、昆虫などたくさんの説明をいただいたのですが
帰ってきて写真を見ても
これ何だったっけ……(*^.^*)

金作原原生林の観光パンフに載っているヒカゲヘゴはこれですよ
というところでも写真を撮ったのですが……

まあ、アマチュアの2枚の写真で雰囲気だけお楽しみください。



  


Posted by チャーリー at 23:54Comments(0)奄美の美景

2009年09月08日

阿修羅展




九州国立博物館に「阿修羅展」を見に行ってきました。

すごかった。
ディズニーランドでもこんなに並ばんぞというぐらいの行列でした。
入場待ち180分という案内はあったものの
まさかとおもったら、本当に180分でした。
阿修羅展会場入口にたどり着いた時
看板の「やっとアシュラに逢える」という文字を見て
「馬鹿にしとるんかい」と思いましたもん。

夏休みのほうが、かえって待ち時間は短かったようです。
9月になってから
夏休みは家族連れが多いだろうからと見合わせていた
おじいちゃんおばあちゃんたちが大挙して訪れているようです。

で、展示内容はと言うと、
「百聞は一見にしかず」ですね。
見に来て良かった。
こんなのを作った人がいて、守ってきた人がいて……

ところで、「阿修羅」の魅力は何でしょう。
…………
もし、この展示会が、「四天王展」だったら、
四天王のほうに人は群がったのでしょうか。
餓鬼を踏みつけている四天王像も大きくて凄い迫力でしたよ …… (*^.^*)

  


Posted by チャーリー at 22:01Comments(0)奄美の外で

2009年09月06日

織姫館




天文館グルメ通りに、本場大島紬のアンテナショップ「織姫館」が
オープンしました。
紬協同組合の出店です。

本場インド料理の看板が大きすぎて目立ちませんけれども、下の方に
小さく「織姫館」の文字が出ています。

20年前、大島紬の売り上げは、268億円あったそうです。
昨年は総売上8億円。奄美大島に落ちていたはずの、260億円は
いったいどこに消えてしまったのでしょう。

店の中は、反物はもちろん、シャツ、ネクタイ、名刺入れなど、紬をあしらった
いろいろな商品が並んでいました。
開店2日目で、店員もたくさんいて、かえって気圧されして何も買わずに
帰ってきてしまいました。

数年前知り合いに紬を織る人がいて
「確かに一反あたりの織り賃は10分の1になった」と言っていました。
身入りは少なくなったけど、織れば織っただけは現金収入があるからと
黙々と織っているのに、妙なたくましさを感じたことを覚えています。

奄美の空気は、
あきらめのほうが勝っているようですが
このアンテナショップは
なんとか、もう一度紬の売り上げを伸ばしたいという
がんばりの表れなのでしょう。

うまくいくといいなあ …… 協同組合がんばれ!!
  


Posted by チャーリー at 21:37Comments(0)奄美の外で