2009年09月06日
織姫館

天文館グルメ通りに、本場大島紬のアンテナショップ「織姫館」が
オープンしました。
紬協同組合の出店です。
本場インド料理の看板が大きすぎて目立ちませんけれども、下の方に
小さく「織姫館」の文字が出ています。
20年前、大島紬の売り上げは、268億円あったそうです。
昨年は総売上8億円。奄美大島に落ちていたはずの、260億円は
いったいどこに消えてしまったのでしょう。
店の中は、反物はもちろん、シャツ、ネクタイ、名刺入れなど、紬をあしらった
いろいろな商品が並んでいました。
開店2日目で、店員もたくさんいて、かえって気圧されして何も買わずに
帰ってきてしまいました。
数年前知り合いに紬を織る人がいて
「確かに一反あたりの織り賃は10分の1になった」と言っていました。
身入りは少なくなったけど、織れば織っただけは現金収入があるからと
黙々と織っているのに、妙なたくましさを感じたことを覚えています。
奄美の空気は、
あきらめのほうが勝っているようですが
このアンテナショップは
なんとか、もう一度紬の売り上げを伸ばしたいという
がんばりの表れなのでしょう。
うまくいくといいなあ …… 協同組合がんばれ!!