2009年11月22日
ヤッコソウ

葉緑素を持たない寄生植物。シイの木の仲間の根に寄生します。
花茎は高さ5~7センチになるということですが、この付近は3~4cmでした。
鱗片状の葉が普通6対対生する。
雄しべは全部がいっしょになって先の尖った筒を作り、
その上部をクリーム色がかった葯が帯状に取り巻いています。
粘液状の花粉を出し終わると、雄しべの筒は基部から抜け落ち、雄しべが現れます。
まだ、帽子をかぶっているみたいですね。
名前は、大名行列の中で練り歩く奴の姿に似ていることから名付けられました。
私の祖父は、俳句を詠む人でしたが「奴草(やっこそう)」という句集を遺しています。
郷里の日置市東市来町に自生地があり、その群生を大切に扱っていたようです。
そんなことがあって、チャンスがあったら是非見てみたいと思っていた植物でした。
先日、奄美新聞に紹介されたので、早速出かけてみたところでした。
群生している様子も、ごらんください。

Posted by チャーリー at 20:08│Comments(0)
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