2010年01月26日
オキナワウラジロガシ林


大和村にやってきました。
大和村役場の右裏手の森が「大和浜オキナワウラジロガシ林」です。
集落民有地で国指定・天然記念物になっています。
衛星通信の大きなアンテナがありました。この右を通って裏山に行きます。


登り口の所に、渓流が流れています。
岩場の左側に小さな石の塔があって、神の祭りが行われていたそうです。
写ってはいるのですが、ちょっとわかりませんね、すみません。
このあたりは、祭りが行われていたころは10人ぐらいは座れるほどのちょっとした祭壇だったようですが
今は木が次々に生えてきて、教えてもらえば地形にその跡をようやく認められる程度になっています。


サクラツツジが登り道のあちこちに美しく咲いています。
ようやく目的地に着きました。
大きなウラジロガシを一周するように、木造の回廊で囲まれていました。

登り口の所に立っていた案内板を引用します。
北限域の奄美大島で、集落の神山として良好にのこされた代表的な森林である。
戦後の混乱期においても、周囲の森林の伐採が進む中にあって
当該地は聖域として大切に守られ伐採を免れてきた。
琉球列島の固有種で代表的森林を形成し、北限域の奄美大島で
数少ないオキナワウラジロガシの自然林として学術的価値が高く貴重である。
文章から、この森を守ってきた村民の自負とプライドとが読みとれます。
登山道が整備されています。
ハイヒールではきついかもしれません。
Posted by チャーリー at 19:10│Comments(0)
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