2010年02月02日
湯湾岳 前編

1月24日(日)湯湾岳に行ってきました。
途中、小宿の旧堤防を探したり、大和村でウラジロガシを見たりしていたら
すっかり遅くなってしまいました。駆け足で登山道を登ります。


左はマンリョウ、右はユワンツチトリモチ。
まだ少し残っていました。

登り着いたところに、赤い鳥居がありました。
中の広場にいくつかの御堂と石碑があります。


左は「天左諸神神璽」と書いてあります。
右は、手前の石碑が「大島酋長 與湾大親」、奥の御堂は「奄美岳大師御堂」です。


右の石碑には「嗚呼大島開闢始祖 奄麻美古 志爾禮久 二神降臨之霊地 明治37年9月16日」
とあります。
左の2基の内、右には「アマミコノミコト」とカタカナで彫ってあります。
左は文字が彫ってあるのかさえ判然としませんが、おそらく「シニレクノミコト」でしょう。
古事記・日本書紀のイザナギ・イザナミのように男女二神が天から降りてきて国造りをします。
このスタイルが世界共通なのか、
東征をした一族と、奄美を支配した一族は同族だったのか……。
ただ奄美の伝承は「アマミコ神話」と言うようです。
「アマミコ・シニレク」と言いますが「シニレク・アマミコ」とは言いません。
先ほどの二基の石碑もはじめから「シニレク」は書いてなかったのかもしれません。
母系制社会の形を色濃く残しているように思われます。
Posted by チャーリー at 21:05│Comments(0)
│宇検村