2009年07月06日

大和村の群倉(ぼれぐら)

大和村の群倉(ぼれぐら)

大和村の群倉(ぼれぐら)です。
釘を1本も使わない、独特の造りの倉庫です。
奄美は湿気が多く、また、ネズミなどの害獣から
穀物等を守るために、このような造りにしたそうです。

八丈島にも、このような造りの倉庫があることを考えると
太古の、海洋族が伝えた大変古い様式かもしれません。

倉を下から覗くと、引き戸があります
おそらく見学用にひとつ開けてあったと思われます。
入り口から、手だけ伸ばして、シャッターを切りました。
保存のためでしょうか、補強材を入れてあります。

大和村の群倉(ぼれぐら) 大和村の群倉(ぼれぐら)

脚は、「イジュ」という奄美に産する木材を使ってあります。
カンナをかけて表面をつるつるに仕上げてあり、ネズミなどが
上ってこれないようにしてあります。
火事などの際には、下の閂(かんぬき)を抜くと、すぐ、
倒れるようになっています。
多少ぐらぐらしますが、逆に台風などの大風には強いという
ことです。

大和村の群倉(ぼれぐら) 大和村の群倉(ぼれぐら)

現在は食料の貯蔵庫としては使われていません。

人家から離れ、むしろ、農地の近くにたてられたそうですが、
昔のままの姿で残っているところは
大変少なくなっているようです。


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Posted by チャーリー at 20:00│Comments(0)奄美の暮らし
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