2009年10月12日

ズアカアオバト その2

ズアカアオバト その2

アスファルトの裂け目が水たまりになっていて、
ズアカアオバトが水飲みに来ていました。
普通は、ばたばたと飛び立っていくのですが、
この子は、じっとこっちを見た後
水を飲んでから
おもむろに飛び去りました。

ズアカというからには「頭赤」のはずだけどなあ、と思っていたら、
台湾の亜種は、頭の上に赤い部分があるのだそうです。
それが「和名」のもとになったらしいのですが、
台湾の鳩の特徴が和名になるというのもなんだか変ですね。

屋久島から南西諸島、台湾、フィリピン北部に分布しています。



アスファルトの裂け目、水たまり、鳩……なんとも象徴的なキーワードですね。
実は、今日、図書館でおもしろい本を見つけました。

ズアカアオバト その2

「HOME 空から見た地球」
ヤン・アルテュス=ベルトラン
ピエ・ブックス
2200円
ISBN 978-4-89444-792-9
です。

同名の映画がありましたね。

奥付の中に、

著作権:本書は、教育目的あるいは非営利に利用する場合であれば、
著作権保持者の特別な許可を受けずに出典が本書であることを明らかにするかぎり、
全体または一部、ないしは何らかの形での複製を認めます。

と、ありました。
そこで、許諾を得ずに表紙写真を掲載しています。

著作権がどうだと四の五の言う前に、人類の差し迫った問題だから、どんどんこの本を
活用してくれと言う願いだと思います。
それほど、地球号は深刻な状況に来ていることがよく分かりました。

見開きの左側に文章、右側に写真が掲載されています。
美しくもありショッキングでもある内容です。
見出しのいくつかを要約して紹介します。

・生物全体では滅亡周期はおそらく自然絶滅率より1000倍速くなっている。
・もし、南極の氷が完全に溶けたら56m水位があがる。
・向こう40年のうちに気温が3℃上昇しただけで全生物種の30%が絶滅危機にさらされる。
・永久凍土は溶ける時にCO2よりも21倍強力な温室効果ガスを放出する。
・漁獲資源の4分の1は既に過剰漁獲され、半分は限界に達している。
・養殖で肉食魚を1kg生産するには、2.5~5kgの天然魚が必要である。
・フィリピンだけでシアン化合物が1000トン生産され80%の珊瑚に影響が及んだ。
・熱帯地方では人為的活動によって生み出されるメタンガスの4分の1が大型ダムから排出されている。

おもわず、よけいな照明を消して回りました。
みなさん、電気のない生活に戻れますか?




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Posted by チャーリー at 22:21│Comments(0)奄美のすてきな隣人
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